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サンエイコラム
Column

2021.06.21

後付けで台風に備える!雨戸やシャッターで窓を守ろう

もうすぐ台風シーズンがやってきます。非常に強い風の台風が来ると不安になるのが飛来物による建物の損傷、特に窓の損傷です。大型の台風が訪れると窓に養生テープを貼っているかたもいらっしゃいますよね。そんな方にオススメなのが後付けでもできる雨戸やシャッターです。

窓に被害が出るとどうなる?

ヒビの入った窓ガラス

部屋の中に被害が出る
窓ガラスが割れたことによってガラスの破片が屋内に飛び散ります。ガラスの破片は怪我をしてしまう恐れがあるためとても危険です。また、雨が振り込んだり飛来物が中に入り込んだり部屋の中にあるものが風で移動して壊れてしまったりもします。屋外ほどではありませんが、雨の振り込みは木造住宅にとってはカビや雨漏り等の被害にもなるため注意が必要です。
屋根が抜ける
窓が割れることによって引き起こされる最も深刻な被害は「屋根が抜ける事」です。台風シーズンにニュースで住宅の屋根がめくれるように飛ばされていたり倉庫や物置のトタン屋根もめくれ上がるように飛ばされている映像が流れることが有りますが、屋根は下から上に吹き上げる風には弱いため、窓が割れて風が強く吹き込むと屋根を押上げてしまい屋根がめくれてしまいます。

窓を守る方法は?

シャッター雨戸

台風シーズンになるとよく見かけるのが「窓を守る情報」です。ただここで注意していただきたいのは、暴風によって窓が割れてしまいそうと感じても風圧だけで窓が割れることはほとんど無く、問題は風によって飛ばされてきた飛来物だということです。
最大瞬間が風速40m/s以上にもなる大型の台風が来ると、道に落ちているペットボトルなどのゴミや小石、お庭や公園にある固定されていないプランター、物干し竿に掛けられたままのハンガーなど様々なものが飛ばされ、それらが窓にあたって割れてしまいます。つまり、窓にものが当たることを防がなくては窓は守れません。

雨戸やシャッターを後付けする

窓を守るためにできることといえば雨戸やシャッターを閉めることです。しかし最近の物件では1階には雨戸やシャッターはあるけれど、2階の窓には取り付けられていないというケースが多いです。防犯の関係で2階は窓を割って入るのが困難なためコスト削減として取り付けない方が多いのです。しかし台風対策としてみれば2階の窓の方が割れてしまう危険性が高いでしょう。そこでオススメなのが雨戸やシャッターを「後から」取り付けることです。戸袋を設けるスペースがあるならば雨戸を、無いならばシャッターがオススメです。

飛散防止フィルムを貼る

雨戸やシャッターを付けるスペースが無いけれど窓ガラスが割れて飛び散るのを何とかしたい、という方は飛散防止フィルムを貼るのがオススメ。万が一窓に飛来物が当たって割れてしまっても破片が飛び散りにくくしてくれます。UVカット効果のあるものやオシャレなデザイン(柄)のものなど様々な種類があります。

窓ガラスに養生テープを貼るのは?

とても強い台風が接近すると「窓ガラスに縦横斜めに養生テープを貼れば補強できる」との書込みが増えますが、気を付けていただきたいのが養生テープを貼ることで「ガラスそのものの強度が上がるわけではない」ということです。養生テープを貼っても飛来物が当たれば割れてしまいます。養生テープを貼るという行為は「あくまで万が一割れてしまってもガラスが飛び散らないようにする」ためのものです。また養生テープのノリで窓ガラスがべたついてしまったり、養生テープじゃなくてもいいだろうとガムテープを使ってしまったら窓からはがれなくなってしまった、ということもありますのであまりオススメはしません。
一番重要なのは飛来物が窓に当たらないようにすることです。窓ガラスに養生テープを春よりも庭の小物を片づけたり窓にものが当たらないようにシャッターや雨戸を閉める方がずっと効果的です。

後付けする上での注意事項

雨戸やシャッターの取り付けを検討する際に気を付けなくてはならないのが住宅保証です。雨戸やシャッターを取り付ける場合外壁にビス止めをする必要が出てきます。外壁に穴が開くことになるため住宅保証が受けられなくなる場合があります。雨戸やシャッターを取り付けたいという場合にはまず、住宅を建てたハウスメーカーに相談することをオススメします。

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