パネル洗浄で発電効率をアップする!
建設当時より発電量が下がっている気がするけれど経年劣化だから仕方ない。そう思っていませんか?確かに経年劣化によって発電量は低下しますが年間0.5%程度と言われています。去年の同時期に比べて晴れの日が多いのに発電量が下がっているという場合は経年劣化以外の原因があるかもしれません。
パネルの汚れで発電量が低下する
前年度の同時期に比べて発電量がかなり下がっている場合に一番に考えられるのは設備機器の故障です。飛来物によってパネルが割れている、ツル状の雑草がファンに絡まって故障しているなど考えられるケースはたくさんあります。しかし故障で停止した場合は急激に発電量が低下するため、よほど放置状態出ない限りはすぐに気づくことが多いです。問題は「発電していて異常は無いのに前年度に比べるとかなり少ない」といったパターンです。このパターンの場合はすぐに気づくことは少なく、モニタリング装置を設置して毎月発電量をチェックし、台風や悪天候が続いた日の後にもこまめにチェックしていても、数年後に「どんどん減ってきている気がする」と気づくことが多いです。
それは「パネルの汚れが発電量を低下させている原因」の可能性があるためです。パネルが汚れるのは何の故障でもなくただの自然現象ですのでモニタリング装置が異常を検知することもありません。また毎日、毎月、毎年徐々に溜まっていくため経年劣化と勘違いして気づかないことが多いのです。
自分で洗うのは危険?
そんなに大規模じゃないしお金がかかるなら自分で洗ってしまおうとお考えの方もいらっしゃいます。ご自分でやることももちろん可能ですが、いくつか注意点があるため個人でやるには手間と時間がとてもかかります。
その理由として挙げられるのが「高圧洗浄機を用いるのはNG」であるという点です。高圧洗浄機で洗い流しちゃダメなの?と思われるかもしれませんが、高圧洗浄機でパネル洗浄を行うとその圧力によって内部のセルが割れてしまったり、ガラスの隙間から水が入り込んでパネルに不具合が生じる場合があります。最大の理由としては高圧洗浄機によって洗浄を行ったパネルの保証はしないとしているメーカーがあるからです。
ではどうするかというと、水をかけながら柔らかいブラシやスポンジでブラッシングして落とす方法です。デッキブラシなど固いものでこすってしまうとパネルを傷つけてしまう可能性があるため、窓ガラスを掃除するためのモップブラシやスポンジを使用する必要があります。専門業者が使う機材は水の勢いで洗い流すのではなく、水の勢いでブラシを回転させてブラッシングしているためパネルに負荷がかかりにくいものになっています。またゴシゴシと手を動かす必要もないためスピーディーに洗浄することが可能です。
以上の点から、専門業者に任せた方が手間をかけず確実にパネル洗浄を行うことができます。
定期メンテナンスに取り入れる
現在、太陽光発電施設を運用する(太陽光発電事業を行う)には定期的なメンテナンスを受けることが必須となっています。サンエイでは定期メンテナンスにパネル洗浄も含めることをオススメしています。
雑木林があって鳥が近くをよく飛んでいる、工場があって煤がつきやすい、花が付き葉が落ちる樹木が立ち並んでいるといった環境に発電所がある場合は特に注意して発電量の変化を監視し、パネル洗浄などによって発電環境の改善を行いましょう。
ぜひご相談ください
太陽光発電施設建設や自社運営の経験からメンテナンス、発電所の除草、パネル洗浄サービスなど幅広くご対応可能です。太陽光発電所の事で気になることがございましたらぜひご相談ください。