太陽光発電所の台風被害に備える
太陽光発電所の運営にあたって、台風が多い時期は冬よりも不安になる時期です。今年は台風がほとんど発生せず被害も少ない日々が続いていましたが、8月下旬から9月に入って雲行きが怪しくなってきました。
ここでは太陽光発電の台風対策や管理体制についてご案内します。
台風で破損したパネル
完璧な防風対策はできない
まず最初にお話ししておきたいのが、太陽光発電所で行える完璧な台風(防風)対策はないということです。
建設時に基礎を頑丈にしたりパネルを固定する金具を増やしたり、隙間を広めに開けたりして被害を最小限に食い止めるよう対策をとることは可能(台風被害の大きな沖縄では様々な工夫が施されています)ですが、費用がかさむこと、また近年では全国で様々な施設・設備が被害を受けるほど台風の脅威が増していることなどを踏まえると、100%全く被害のない状態で台風を乗り切るのは厳しい環境下にあります。
強風被害が予想される地域では最新の注意を払って設計・施工を行っておりますが、それでも完璧な対策はできません。たとえパネルが飛ぶことは防げても、どこからともなく飛んでくる飛来物からパネルを守ることはできません。そのうえで発電事業者様はどう向き合っていくのかを考える必要があります。
台風や自然災害対策としてできること
結論から言うと、強風が予想される地域に建設する場合は建設段階から対策を行い、建設後は定期的なメンテナンスで維持、台風などの後には異常がないか(停止していないか)すぐに確認できる体制を整えることが必要です。できるだけ太陽光発電所のある地域に拠点を構えているメンテナンス、管理会社と連携を取っておくことをお勧めします。
サンエイの運営管理(O&M)サービス
点検業務
O&Mサービスとは?
O&MとはOperation&Maintenanceの略で、太陽光発電所のO&Mとは「太陽光発電所の運営管理と保守点検」です。安心安全を前提として太陽光発電所を長期的に安定して稼働させることができるように運営管理を行い、保守点検をすることをいいます。
サンエイのO&Mサービス
サンエイは三重県内にて太陽光発電所の建設、メンテナンス業務を承っております。
サンエイのO&Mサービスは、監視システムを設置することで発電状況を確認できるようにし、有事の際の現場確認や復旧手配、発電所内のメンテナンスやパネルの洗浄による効率アップなど、太陽光発電所管理やメンテナンスに関する総合的なサービスです。自社でも多くの発電所を運営しておりますので、運営における様々なトラブルやお悩みのご相談にも、運営者ならではの視点からお応えします。
三重県内の太陽光発電所の建設やメンテナンス業務はサンエイにお任せください。